正精進・正念・正定

概要

私たちは三学について考え、八正道の実践を通じて三学を日常生活に生かす方法を学んでいます。三学とは以下のものでした:

  • 戒学(倫理的自己鍛錬)
  • 定学(集中力)
  • 慧学(ものごとをはっきりと見分ける気付き)

戒学を修めるためには正語・正業・正命を実践することを学びました。次は、定学の三種類の修行、つまり正精進・正念・正定について考えてゆきましょう。

正精進とは、破壊的な思考の流れを断ち切り、瞑想から良い結果を引き出すための精神状態を育むこと。

(マインドフルネス)は、「心の糊」のように何かにくっつき、手放さないようにして、私たちが何かを忘れることを防ぐもの。

  • 身体、心、心因の法性(真の本性)を忘れないようにして、これらが私たちの集中力を乱すことを防ぐ。
  • 様々な倫理的規範や指針、受戒している場合は戒を手放さないようにする。
  • 集中の対象から気を逸らしたり、忘れたりしないようにする。

ですから、念は、瞑想中には集中の対象から意識を逸らさないために必要ですが、誰かと話しているときにも相手や会話に集中し続けるために欠かせないものです。

(集中力)自体は、集中の対象の上に置かれます。ですから、誰かの話を聞いているときには、集中力は彼らの話の内容、身振りや表情などの上に置かれています。念は集中力を維持するのに役立ちます。精神的な糊として機能して私たちを会話の中に留め置き、ぼんやりしたり気が散ったりするのを防いでくれます。

Top