二諦
はじめに
四聖諦(四つの聖なる真理)
仏陀釈迦牟尼は今から約2500年前のインドに生きた方です。彼の弟子は性格も資質も様々に異なっていましたが、仏陀はその誰もが理解できるように、一人一人にふさわしいやり方で教えを授けました。けれど、どの弟子にもまず初めに説いたのが、仏陀自身がどのように悟りに至ったかに関する基本的な見識、つまり「四聖諦(四諦、四つの聖なる真理)」に関する教えです。四聖諦とは生に関する四つの本当の真理のことです。これらは普通の人々には事実だとは思えないかもしれませんが、アリヤ(現実を非概念的に認識した人々)たちは四聖諦を真実だと考えて...